くも膜下出血とは?/症状
くも膜とは脳を包む薄い膜で、脳との間に髄液という水をたたえています。この髄液腔に出血する病気がくも膜下出血です。
よく「ハンマーで頭を突然殴られたような痛み」と言われてますが、すべてのケースに当てはまるわけではなく、頻度状況によって軽い痛みの時もあれば、高速エレベーターに乗って移動しているような違和感、耳鳴り等症状は様々です。それらが重なったり交互に起きたりもします。しかし、髄液に大量に血液が流れ込み脳圧が上がると、それこそ激しい頭痛に襲われます。
原因/治療法・予防
原因はくも膜に張り巡らされた、栄養血管が切れることで発症するケースがほとんどです。その栄養血管が切れるさらに原因は脳動脈瘤のこぶからの出血が特徴的な原因になります。
治療は原因である動脈瘤のこぶを、開頭してクリップ等で止血するかカテーテルを使い、脳動脈コイル塞栓術でコイリングをします。手術を行えない場合には薬物療法が選択されます。絶対安静の状態にして脳圧降下剤などが使用されます。
予防はもちろん生活習慣に気をつけることですが、脳動脈瘤が破裂する直接的な原因として、喫煙、過度の飲酒、高血圧での激しい運動などが引き金になることが多いので気をつけましょう。当然、軽い動脈瑠が見つかっている場合は特に注意が必要です。
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