角膜ヘルペス◆症状

角膜ヘルペスとは?/症状

角膜に濁りが生じ視力が低下する病気です。頻度の高い病気でいったん治っても再発することが多いものです。
単純ヘルペスウイルスが感染すると大人では、樹木が枝を広げたようなかたちの炎症が角膜に生じます。子供は、急性角膜炎を起こし耳たぶの前のリンパ節が腫れるのが主症状で角膜炎を起こすのはまれです。はじめ、眼痛、異物感、流類、白目の充血といった症状が急に起こってきます。この症状が出ている時は、ウイルスがまだ角膜の表面にいるので、この時期に治療を開始すると治りが早いです。角膜の神経を伝わって、ウイルスが奥に入り込み、神経の根元に住み着くことがあります。いったん病気が治って症状が治まるのですが、太陽光線、精神的ストレス、疲れなどが刺激となり神経を伝わってウイルスが角膜表面へ出てきて再発を繰り返すようになります。この再発を繰り返すことによって角膜が濁ってきて視力が落ちてきます。

原因/治療法・予防

単純ヘルペスと言うウイルスが、角膜に感染することで起こります。
ウイルスが角膜の表面にいるうちに、早く治療することが大切です。抗ウイルス剤の点眼剤を、頻繁にさし軟膏を数回塗ります。ウイルスが角膜の奥へ入り込んだ場合は、ウイルスに対するアレルギー反応が起こり、その結果、角膜が濁ってくることが多いので、副腎皮質ホルモン剤を点眼します。最終的に角膜が濁ってしまった場合には角膜移植が必要になります。

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