糖尿病性網膜症◆症状

糖尿病性網膜症とは?/症状

糖尿病の合併症の一つで、現在大人の失明の大きな原因のひとつになっています。糖尿病を長く患っていると起こりやすく10年以上わずらっている人の約半数が発症しています。
はじめ、網膜の血管が変形してきて、こぶができ、次第に血管から血液や脂肪がにじみ出てきて、網膜の中に出血や白い点が見られるようになります。この時期は、目の自覚症状が出ないことが多く眼底検査で偶然発見されることが多いのです。さらに進行すると、網膜にもろい異常な血管が発生してきます。この異常な血管は出血を起こしやすく、硝視体のなかに大出血を起こし突然見えなくなることがあります。そして網膜はく離が起こり失明に近い状態になります。この時期になると、血糖値を下げる治療をしても進行をくいとめることはできずに失明することも少なくありません。

原因/治療法・予防

糖尿による合併症が原因です。現在、糖尿病性網膜症の発生は増加していて、しかも重症の人が増えています。
初期の時期であれば、血糖値を下げれば自然とにじみ出た血液は吸収されます。末期になれば、異常な血管が発生した時に、直ちにレーザー光線で網膜の悪い部分を焼いて凝固を行ないます。硝子体への出血を繰り返す時は、硝子体手術を行なって、出血を取り除きます。糖尿製網膜症は進行することが多く、ないかの治療で血糖値をコントロールするとともに定期的に眼底検査を受けて適切に治療することが必要です。

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