鼻血とは?/症状
大部分は家庭の手当て止血できるものです
鼻の入り口近くの鼻中隔にキーセルバッハ部位という毛細血管が豊富に集まっている部位があります。鼻血の大部分はここが刺激されておこったものです。指で鼻をほじるといった直接的な刺激のほか、のぼせ、急激な気温の変化、洗顔といった間接的な刺激でもこの部位から出血します。またまた、ひどい鼻中隔湾曲症があると、時々ここから出血します。キーセルバハ部位からの出血は、ティッシュペーパーなどを棒状に丸めて鼻腔に詰め、安静にしていれば止まります。この手当で30分以上も鼻血が止まらなかったり、鼻からあふれ出るほどの大量の出血だったり、少量の血が鼻汁に混じる状態が長期間続いたりするときは、何か原因が隠れていると考えるです。高血圧症、動脈硬化症、糖尿病、肝硬変、血液の病気、鼻の癌、鼻茸などが主なものです。
原因/治療法・予防
原因はいろいろですが、鼻の入り口近くの、鼻に小指を入れたときに、指先に触れる軟骨部位があります、鼻血の大部分は、ここが刺激されておこったものです。
家庭の手当てで止血できなかったときは、早く耳鼻科を受診しましょう。少量の出血であれば、出血部位に酢酸銀を塗布したり、スポンゼルという栓を挿入したりします。大量の出血の場合は、ワセリン・ガーゼのタンポンや特殊なタンポンを挿入します。それでも止血できないときは、手術をして、顎動脈や外顎動脈を縛ります。
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