慢性胃炎とは?/症状
内視鏡で胃の中を見たときに、主に粘膜の慢性的な炎症と胃液を分泌する腺の萎縮が見られる状態です。
胃粘膜の状態から表層性胃炎と萎縮性胃炎の二つのタイプに分けられるとする説と、このほかに肥厚性胃炎というタイプもある説とがあります。ほとんどの人が無症状ですが、上腹部痛、不快感、腹部膨満感、胸焼け、吐き気、嘔吐などの症状に悩まされている人もいます。
原因/治療法・予防
食事の不摂生、飲酒、加齢による胃粘膜の変化、免疫学的な胃粘膜の変化などが言われていますが、確かなことはまだ不明です。
ストレスを避けるなど生活環境を改善し、規則的な生活を送ることが大切です。暴飲暴食を避け、刺激が強い香辛料は控えめにします。多量の飲酒は行きませんが、少量の飲酒はむしろストレス解消に役立ち慢性胃炎の症状を改善するのに役立つようです。タバコは、胃粘膜へ流れる血液量を減らし、胃炎に悪影響を与えると考えたほうがよいと思います。どうしても症状が取れない場合には、鎮痛剤などの服用も必要になりますが、内視鏡検査向けないで、勝手に市販の胃薬を服用するのは危険です。胃癌などの症状と慢性胃炎の症状を区別することはできないからです。
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