インフルエンザ◆症状

インフルエンザとは?/症状

風邪には、原因的にいろいろの種類があります。そのうちインフルエンザウィルスの感染によって起こる物が、インフルエンザです。比較的症状が重く、伝染力も強く、毎年のように国際的な流行を見ます。
潜伏期間は1日から2日で急に寒気がして発熱し、38度から40度にもなり、全身倦怠感、頭痛腰痛筋肉痛関節痛など強い全身症状で発病します。鼻水や咽頭痛などの症状はあまりなく、咳が出るのが遅れるのもインフルエンザの特徴です。発病後2日から3日ごろから気管支炎を併発し、咳やタンが出ることが多いのですが、4日から6日ごろから熱が下がって治ります。しかし気管支炎からさらに肺炎を起こすと熱は再上昇し、呼吸が困難となり、脈は早く、顔は青白く、唇は紫色になり、胸痛が起こったりします。また合併症として、肺炎の併発は高齢者や幼児に多いのですが、心臓弁膜傷や肺気腫など慢性の心臓病や呼吸器病、治療が十分でない糖尿病、心不全などの病気の人、妊娠後期の女性などにもおこりやすいので、肺炎の兆候感じたら早めに医師に受診してください。

原因/治療法・予防

インフルエンザウィルスの感染によっておこります。
抗ウイルス剤もありますが、我が国ではまだ使用が認められていません。高熱、頭痛、腰痛などに解熱鎮痛剤が用いられます。しかし、最も重要なのは安静と水分の補給で、薬で症状が軽くなっても、就寝して安静を第一にし、水分を十分にとることです。合併症の肺炎には化学療法剤が有効ですから、早めに医師に受診して手当してもらうことです。

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