急性気管支炎とは?/症状
気管支粘膜に、一過性の治りやすい現象が起こった物をいいます。大部分は、風邪症候群を起こすウィルスの感染によっておこります。
咳が中心となる症状で、熱もてますが、それほど高くありません。咳の出始めは、タンを伴わないから咳ですが、そのうちに少量のタンが出るようになります。咳は激しく、冷たい空気、乾燥した空気、ほこりなど薄いこませると咳こみます。そして、強い咳をするために、胸やおなかの筋肉が痛くなることもあります。胸骨の下部に、やけつくような痛みを感じることもあります。時には、激しい咳のために、ろっ骨にひびが入ったり、折れたりすることさえあります。
原因/治療法・予防
気管支を中心に風邪症候群にかかるのが原因です。また細菌、マイコプラズマ、くらみジアといった病原微生物が感染して起こることもありますし、刺激の強いガスを吸い込んで起こることもあります。
ウィルス感染や刺激性のガスの吸入で起こった急性気管支炎の場合は、咳止めを用いてまず激しい咳を止めます。たんが出るようになったら、ネーブルライザを用いて喉頭、気管、気管支に湿り気を持たせ、たんがでやすいようにします。この治療で、普通は1週間から4週間で治ります。しかし、細菌感染が加わって肺炎を起こしたり、気管支が化膿したりすることがあります。この時には、抗生物質を使用します。
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