慢性気管支炎とは?/症状
何ヶ月かに渡って毎日のようにせきやタンが出ますが、そのうち自然におさまります。しかし翌年になるとまた毎日のようにせきやたんが出るようになります。検査をしても、肺結核などの特別な病気は見当たりません。このような状態が、2年以上にわたって繰り返す場合を慢性気管支炎と言います。
頑固なセキやタンが出て、階段の上り下りや早歩きなどに、呼吸困難が起こるのが主な症状です。タンは粘液性で1日にコップ1杯以上出る物まで様々です。最近が感染すると、黄色や緑色の膿性のタンになり、熱が出ることがあります。慢性気管支が長期間に及ぶと心臓に負担がかかり、特に老人は心不全起こすことがあります。
原因/治療法・予防
原因の中で最も関係が深いのは、煙草です。タバコを長年、吸い続けると、その刺激で気管支に炎症がおこり慢性気管支炎発症させる進行させます。また、大気汚染、職業的な要因、気象といった環境も外因として重視されています。ほかに年齢やアレルギー体質などの原因が挙げられますが特に慢性副鼻腔炎があると慢性気管支炎を誘発しやすいと言われています。
慢性副鼻腔炎などの鼻の病気があれば、まずその治療します。また禁煙を厳守することが最も重要で、患者のいる部屋では周囲の人もタバコを吸うのないようにしましょう。薬物療法としてたんを除去する薬や粘液をサラサラにする薬を飲んだり吸入します。そのほか気管支拡張剤も持ちます。細菌感染を伴うときは、抗生物質を吸入や注射で使用しますが軽症であれば内服で十分です。
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