気管支喘息◆症状

気管支喘息とは?/症状

喘息とは、あえぐように息をする、と言う意味で、ある日突然、息苦しくなって呼吸のたびにヒューヒュー、ゼーゼーという音をたてます。この突然起こる呼吸困難を喘息発作といいますが、何時間かたつと、自然におさまります。
気管支の内側が狭くなって空気の通りが悪くなり、ヒューヒューせいぜいという摩擦音がします。喘息発作が起こる時間は、人によって違いますが多くは夜間、特に明け方におこります。発作がひどい時期は、出ていると余計に息苦しくなるために、座って呼吸をするようになります。喘息とともにしばしば咳とタンが出ます。喘息発作が極端に重い状態は非常に危険で窒息の危険があります一刻も早く、救命手当の受けられる病院へ用意する必要があります。

原因/治療法・予防

喘息の原因には多種類あります。アレルギーが関係して起こるアレルギー型喘息、細菌感染などがきっかけとなって起こる感染型喘息、またアレルギー型と感染型の混合型で混合型喘息があります。小児ぜんそくの場合家系を調べると家族の中に、しばしばアレルギー体質の人が見つかります。
薬物療法としてよく用いられているのは抗アレルギー剤と気管支拡張剤です。タンの量が多く切れが悪い時にはタンを出しやすくする薬を内服で併用します。喘息発作が重いときは、副腎皮質ホルモン剤を使用します。特に重い絶望発作や重症の場合酸素吸入副腎皮質ホルモン剤の注射、輸液などが必要になります。入院して治療することになります。小児ぜんそくはアレルギー型喘息が多いので、ハウスダストダニ、カビなどのアレルゲンになりやすい物質を生活環境から排除するようにしましょう。

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