肺梗塞◆症状

肺梗塞とは?/症状

肺の血管に、血栓や脂肪が詰まり、そこから先へ血液が流れなくなった状態を肺塞栓といます。肺塞栓の状態が続くと、詰まった血管の先にある肺の組織は血液不足のために壊死を起こします。この状態を肺梗塞といます。
肺梗塞を起こした範囲が小さいときは、何の症状もないことがあります。しかし肺梗塞を起こした範囲が大きくなると、呼吸困難、胸痛、血管などが急激におこります。同時に呼吸数や脈拍数の増加血圧の低下などもおこります。

原因/治療法・予防

足に怪我をしたりまた、手術を受けた人、整脈炎を持っている人、長期間病床にはいたままの人などは足の整脈に血栓が生じやすい物です。このようにして足の整脈に生じた血栓や脂肪などが血流に乗って心臓へ戻り、さらに肺にまで流れてきて詰まることが多いのです。
まず絶対安静を守ることが必要です。胸の痛み不安呼吸困難が強いときには、麻酔を使用することもあります。血圧が低下していれば、昇圧剤と強心剤を使用します。肺炎などの感染症予防したり、治療したりするために抗生物質も使用します。肺梗塞を起こした肺が大きいときは、急激に病状が悪化して数時間後に死亡することがあります。

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