肺がん◆症状

肺がんとは?/症状

肺がんには、肺そのものから発生する原発性肺がんと、他の臓器に発生したガンが転移して起こる転移性肺がんとがあります。
肺がんが発生しても、かなり長い期間特別な症状が現われてこないのが普通です。このため健康診断などでエックス線検査をしたときに偶然発見されることもあります。肺がんが気管支に及んでくると、咳、たん、血たんがでてきます。これらの症状は、肺炎や肺結核の時も見られるのでこのような症状があれば必ず肺がんという訳ではありません。症状がいつまでも長引くときは早めに呼吸器専門の医師の診察を受けましょう。周囲のリンパ節にガンが転移を起こすと、鎖骨の上や首のリンパ節が腫れてくることがあります。ガンが胸膜に波及すると胸水が溜まってきて胸の圧迫感呼吸困難、胸痛などがおこります。

原因/治療法・予防

肺がんの本当の原因はまだわかっていませんが、タバコを吸うことが肺がんの発生に大きく関係すると言われています。1日の平均喫煙本数と喫煙を続けてきた年数をかけ合わせる数値を喫煙係数といいます。喫煙係数が大きいほど肺がんになる危険性が高いと言われ、タバコを吸わない人に比べると、タバコを吸う人が肺がんになる危険性は10倍以上とされています。クロムや石綿などの鉱物性粉塵の吸入も、肺がん発生に関連があると言われています。また肺繊維症を残している人は効率に肺がんが合併するとされています。
手術療法として、がんの発生している灰の部分を切り取ってしまう物程、肺がんの基本となる治療法です。ただしガンが他の臓器に転移を起こしていたり、肺の働きが低下している場合は手術ができません。手術が成功できた場合の5年生存率は、約70%に達しています。
放射線療法はガンが発生している部分に放射線を照射する物で、上大静脈症候群を起こしている場合などは先ず最初に行われる治療法です。骨の痛みを和らげるのにも効果があります。放射線療法は1週間に5日程度毎日行うのが原則で、終わるまでに3週間から5週間かかります。
また化学療法は、薬剤による治療法で、病期が進んで手術ができない場合や、増殖速度が速く、根治が困難な小細胞がんの治療に用いられます。副作用として白血球減少し、病原微生物の感染に対する抵抗力が抵抗します。
予防としては、やはり喫煙と肺ガンが関連のあることは確実と言われていますので、ヘビースモーカーは中年以上になったならば、年に2回ぐらいの健康診断などによるエックス線検査を定期的に受け肺がんの早期発禁に努めることが大切です。早期発見ならば完治も夢ではありません。ヘビースモーカーで血たんが出たり咳やたんが続くときには早めに呼吸器専門の医師の診察を受けるべきです。



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