動脈瘤とは?/症状
動脈の内壁には勢いがついて血液が流れているのでいつも強い圧力がかかっています。この血圧に耐えられるように、動脈の壁は中膜という厚い筋肉で作られていて、その外側は外膜、内側は内膜という薄い膜で覆われています。この動脈壁に、生まれつきの構造の血管があったり、動脈硬化、梅毒、外傷などによって弱い部分が出来たりすると、中の血圧に押されて、その部分が風船のように瘤状にふくらんできます。これが動脈瘤で、かつうに体系なくなると破裂し、命にかかわるような出血を起こします。
できる場所によって若干の症状の違いはありますが、基本的には無症状です。しかし、動脈瘤が破裂した場合当然その破裂した部位は激しい痛みとともに激しい症状が現れます。どのような部分であれ破裂して大量出血した場合、急死する確率が高い物です。
原因/治療法・予防
原因としてはやはり高血圧で動脈の曲っている箇所や、特に圧力がかかる場所にできやすい物です。先天的な物や動脈硬化、傷などによってもできることがありますがたいていの場合動脈の通常負担がかかっている場所が高血圧によって流れの外側に膨らんでいくケースが大半です。
動脈瘤の手術は瘤ができた場所によってやり方が違ってきます。大動脈瘤の場合人工血管で新たにバイパスを作ります。もしくは人工血管そのものを置き換えます。脳動脈瘤などはコイルカテーテルなどで治療します。またクリップなどで瘤を摘むような形で押さえる手術などもあります。
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