慢性肝炎とは?/症状
肝炎が、6カ月以上続いている状態を慢性肝炎と言います。
炎症の激しい活動ごとの慢性肝炎の場合は、全身がだるい、疲れやすい、食欲がないなどの症状があります。炎症が激しくない非活動型の慢性肝炎は、無症状のことがしばしばで、健康診断などで偶然、発見されることが多いようです。
原因/治療法・予防
免疫異常の一つの自己免疫で起こる慢性肝や、薬剤の使用によって起こる慢性化への場合もありますが、大半はウィルスの感染が原因です。肝炎を起こす肝炎ウイルスにはいろいろありますが、慢性肝炎を起こすのは、B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウィルスやE型肝炎ウグイスだけです。この三つウイルスは、感染後も体内から排除されない持続感染の状態になるので、慢性肝炎を起こすのです。
肝硬変に進展する可能性のある場合は、それを阻止することが、治療の目標となります。B型肝炎の場合は、ステロイド中断療法やインターフェロン療法を行います。C型肝炎やE型肝炎は、強力ミノファーゲンの静脈注射や、漢方薬の小柴胡湯などの服用がよく行われます。
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