劇症肝炎◆症状

劇症肝炎とは?/症状

肝細胞が、広範囲にしかも急激に破壊されるために、肝臓のいろいろな働きが廃絶し、冠不全の状態に陥る肝炎です。
初期は、急性肝炎と同じ症状ですが、熱が高く、嘔吐や全身のだるさが強く、黄疸も急にに強くなるなど普通の急性肝炎よりも重い症状になります。進行すると、出血しやすくなったり、昏睡状態になったり肝不全の症状が現れできます。

原因/治療法・予防

欧米では、薬剤性肝障害から起こる劇症肝炎が多いのですが日本では90%以上がウイルス肝炎からおこります。ウイルス肝炎には、A型、B型、C型、E型肝炎の4種類があってどのウイルス肝炎からも劇症肝炎はおこります。しかし過半数はB型肝炎からおこります。次いで多いのはC型でA型肝炎から起こることはまれです。A型肝炎から怒った劇症肝炎は比較的治りやすいのですがC型E型肝炎から起こった物は生命にかかわることが多く問題になっています。
欧米では肝臓移植が治療の主流になりつつありますか、手術を待つ間に死亡するケースも多く、他の肝臓病ほどには良い成績がなっていないようです。日本では血漿交換などの肝補助療法やインシュリンクルコガゴン療法がよく行われますが、効果は確実ではありません。劇症肝炎の多くは、急性肝炎という診断で入院中に症状が重くなり劇症肝炎と進展します。

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