胆嚢がん◆症状

胆嚢がんとは?/症状

胆嚢がんの約60%に胆石の合併が見られ、胆石を長い間放置するとがんができやすいと考えられています。患者は比較的老齢の人が多いようです。
胆嚢がんだけであれば、かなり進行しないと自覚症状は実現しません。以前は、胆嚢がんというと右上腹部にしこりが触れるとか、黄疸が起こるとかといった症状が出て発見されることが多かったのですが、こういった状態では手術で切除することもできず、予後は極めて悪いという有り様でした。わずかに、胆石症の診断で手術を受け、切除した胆のうの中に偶然にがんが見つけられた人が長期生存しているにすぎませんでした。超音波断層検査の普及に伴って、無症状の人や、胆石保有者の中から、数センチから2センチといった小さいかも発見されるようになりました。進行した胆のうがんでは、CT、腹部血管造影、胆道造影などの検査も行われます。

原因/治療法・予防

主な原因は、胆石を長い間放置することによってがんができやすい環境があるといわれております。
胆嚢がんには、薬や放射線療法がほとんど無効で、手術をして病巣を完全に切除することが第一です。がんが胆嚢の壁を貫いていないような早期のがんの場合は、手術でほぼ完全に治りますが、それ以上に進行したがんは手術をしても再発する例が多いので、早期診断、早期手術が特に大切です。このためには、無症状でも胆石を保有している人は、定期的に検査を受けるべきでしょう。



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