すい臓がんとは?/症状
すい臓がんはどの部分にも発生しますが、半数以上は膵頭部に起こります。患者は中年に以上な人で、男性の方が多くなっています。
すい頭部癌は黄疸で発見されることが多く、膵体尾部癌は、上腹部や背中の痛み、食欲不振、体重減少、下痢などの症状をきっかけとして発見されることが多い物です。検査としては黄疸の性質や程度を血液検査で調べます。またすい癌が存在すると、血液中に出現してくる腫瘍マーカーの有無を検査します。CT、超音波断層検査、内視鏡による逆行性胆管すい管造影、体外から肝臓内に針を刺して行う検査や、腹部動脈造影などの検査も行われます。
原因/治療法・予防
膵臓がんの原因は明らかではありませんが、食生活の欧米化による動物性脂肪やたんぱく質、アルコールなどの過剰摂取、あるいは喫煙などがリスクファクターといわれています。
手術をして病変部を切除することが第一ですが、早期診断が難しく、完全に切除できるケースは少ない物です。いちおうの切除手術をしても、3年以上生存できる人は、あまり多くありません。切除できない場合でも黄疸をとめるためまた食物の通貨をよくするためのバイパス手術を行うこともあります。同時に膵臓の動脈に管を入れて、そこから抗がん剤を注入する方法や、手術時に放射線を照射する方法なども行われていますが、確実な効果は期待できないのが現状です。
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