エイズ◆症状

エイズとは?/症状

エイズという病気は、エイズウイルスというウィルスの感染で起こる伝染病です。このウィルスは体の防御力を壊すため、種々の微生物の感染から身を守れなくなり、色々な感染症や悪性腫瘍を繰り返しおこします。現在はエイズの予防薬も有効な治療薬もありません。
感染すると2週間前後に風のような症状の出る人もありますが、ほとんどの人は症状に気づきません。これを急性感染症状と呼び、発熱、リンパ節の腫れ、喉の痛み、筋肉や観察の痛み、発疹が出ます。

これらの症状には特徴がなく、HIVの感染の有無を判断できません。急性感染症状は約2週間で自然に治り、その後は何も症状のない無症状症候性感染期に入ります。この時期の人を無症候性キャリアといい、元気に生活できますが、体液にはHIVがあるので感染させる力があります。

この期間は成人で平均7年、乳児で半年から1年ほどです。無症候期が過ぎると、免疫力が弱ったための症状が現れ始めます。強い疲労感、いつまでも続く発熱や寝汗、劇、体重減少、リンパ節の腫れなどで、記憶力の低下、錯乱、けいれんなどの精神神経症状もこのころ現れることもあります。これをエイズ関連症候群と呼び、ほとんどが比較的短期間で全身性の悪性腫瘍を合併して、エイズになります。

エイズに特定な症状はなく、合併症の症状ですがその人のその環境で合併症の種類が違います。

原因/治療法・予防

エイズは昆虫、ペットや家畜からうつることはありません。また日常で触れる物からも感染しません。1番の集団生活、学校生活、日常の家庭生活でも感染しません。エイズの感染経路は次の三つに限られています。
@血液からの感染
A性行為による感染
B母から子供への感染

HIVを殺せる有効な治療薬はまだありません。ウイルスの増殖を抑える薬、免疫力を強める薬、悪性腫瘍の治療、栄養補給や対症療法が試みられています。

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