痔核とは?/症状
直腸肛門の部分には、静脈が網の目のように存在しています。この静脈がうっ血して瘤状になった物を痔核といいます。
・外痔核
うっ血が急に強まったときに起こります。便秘の人が力んで排便したとき、飲酒やゴルフの後などによくできます。候補の周囲に、固く凝った塊が急にできていたみます。しこりが破れると出血しますが量は多くありません。
・内痔核
排便の際に真っ赤な血液が走るように出たり、ぽたぽたたれたりしますが痛みは余りありません。しかし、突然肛門の周囲が腫れて、しこり、じっとしていられないくらい激しく痛むこともあります。内痔核が進行すると排便のときに肛門外へ脱出するようになります。歳をとると、道を歩いたり、説教しただけでも脱出するようになって、ついには脱肛となります
原因/治療法・予防
便秘の人は、硬い便を長い時間かけて力んで出す習慣があるのですが、力むと静脈のうっ血をひどくし、繰り返すと静脈は広がったままになって痔核ができやすくなります。重い物を運ぶ、庭いじりをする、アルコール類を飲み過ぎる、冷える、立ちどうしでいることなどは、大きな誘因です。
外痔核は肛門を温め、軟膏を塗って内服剤を併用すると、3日くらいで痛みが軽くなります。痔核が大きいときは、中の血の固まりを手術で取り除くと楽になります。内痔核は静脈のうっ血が原因ですから血行良くすることが大切です。入浴を毎日行って肛門部をよく温め、清潔にすることが効果的です。また便秘を予防することも大切です。他にも、注射療法、凍結療法、手術療法などがあります。
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