骨髄炎とは?/症状
骨の中で、血球や血小板などの血液成分を作ってる骨髄に、ブドウ球菌、連鎖球菌などの細菌が感染を起こす病気です。血液によって運ばれてきた細菌が、骨髄に感染起こす場合もあれば、骨に達する怪我の傷口から、細菌が直接侵入して起こる場合もあります。
骨髄炎が起こると、そこの部位に骨髄反応が起こり、赤く腫れて、激しく痛みます。発熱、嘔吐なども現れます。進行すると、骨が破壊され、膿がたまって、骨が腐ってきます。皮膚を破って骨に達する孔が開いたり、感染が関節まで波及して化膿性関節炎を起こすこともあります。感染と骨の破壊が一部分に限定されていて、病状が落ち着いてくるとブローチ膿瘍と呼ばれる骨髄炎になります。また、感染のスピードが緩やかで、骨の硬化が強くなるような骨髄でもあって、降下性骨髄円といいます。
原因/治療法・予防
骨髄に細菌が感染を起こす病気です。
できるだけ早く原因となっている細菌の種類をはっきりはさせます。一方で、どの化学療法剤が有効かを調べる耐性検査を行います。そして、原因菌に有効な化学療法を強力に行へば治ります。骨が破壊されたり、くさったりしている進行した骨髄の場合には、感染を起こしている部位を切開し、十分に洗浄した後、膿を洗い流すための装置を装着して傷を閉鎖し、1週間から2週間、化学療法剤による持続還流行います。そして血液学検査の結果が正常になれば、装置をはずします。
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