水頭症◆症状

水頭症とは?/症状

脳は柔らかいので、硬い骨にぶつかっても傷つかないように、髄液という液体に取り囲まれて、頭蓋くう内に密閉されて浮かんでいます。この髄液の量が異常に増えるのが水頭症です。
・先天性水頭症
多くは生後もなく、頭がしだいに大きくなります。頭蓋骨が薄くなり、頭蓋骨のつなぎ目がよく接合しないので、衝撃を受けると危険なだけでなく、脳の成長も妨げられるので、多くは知能の発達が起こります。また麻痺やひきつけなども起こりようになります。
・後天性水頭症
。成長期を過ぎて起こることが多いので、頭蓋骨は大きくなれず、その分脳が圧縮されて、頭痛、嘔吐、痙攣、意識障害、視力障害などが起こります。

原因/治療法・予防

母体内で親のアルコール中毒や梅毒・トキソプラズマなどに感染した結果、あるいは、髄液の循環障害の結果、髄液が持続的に増量した場合です。脳炎、髄膜炎種、脳腫瘍などが原因で起こります
原因がわかれば、それを治療しますが、同時に頭蓋骨内の圧を下げる治療も行います。それには、腰椎穿刺をして髄液を抜き取ります。しかし、このような治療は何度も行なえないので、水頭症の程度によっては、脳外科の手術で、脳室から皮下を通した管で、髄液を腹腔内や血管内に導く方法をとることがあります。

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