夜尿症◆症状

夜尿症とは?/症状

4歳ごろになれば、夜、おもらしをする失敗は、ほとんどなくなるのが普通です。何かの拍子でうっかり失敗してしまうということがあっても、まだ心配ないと考えてもよいでしょう。
ところがこの時期を過ぎて、毎晩おもらしが続くとなるとぼつぼつ心配になるころと言えます。おもらしを病気や異常として「夜尿症」と呼ぶのは、一応4歳を過ぎたころかと考えましょう。

原因/治療法・予防

夜尿症は病気というよりも、一種の癖のような物で、神経や膀胱に異常があることは先ずありません。最も注目されている原因は、精神心理的因子です。たとえば、今まで元気で主らしをしなかった子供が、下に赤ちゃんができたとたんに、夜尿をするようになった例があります。また、ごく少数ですが腎臓、膀胱、尿道などに炎症があったり、尿崩症などが原因になっていることもあるので、小児科医にその方面の原因を精密検査する必要があります。
一般的に共通した療法としては、親がやたらにしからないこと、排尿訓練をすること、などがあります。また、夜尿が夜間の何時頃に多いかをあらかじめ調べて、そのころに起こして自分でトイレに行く習慣をつけさせるのも良いでしょう。そのほかに、暗示療法としていろいろな注射、精神安定剤などが試みられています。最終的には親の側のゆったりとし対応の姿勢が最良の薬のように思われます。

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