妊娠中毒症とは?/症状
全分娩数の6%から14%に妊娠中毒症が発症します。多くは妊娠後期に起こりますが、時には前期、中期でも見られます。
むくみ、高血圧、タンパク尿が妊娠中毒症の3大症状ですが、自覚できるのはむくみだけで、高血圧やタンパク尿は検査をしなければ分かりません。従って、妊娠中の定期検査は欠かさず受けて、早期発見に努めることが大切です。むくみは、足のスネや甲から始まります。また、朝、手の指がはれぼったくなって、指輪がはずせなくなることもあります。ひどくなると、むくみは下半身全体から、顔にまで及んできます。
原因/治療法・予防
原因ははっきり分かっていませんが、妊娠によって腎臓と血管の働きに障害が起こるためと考えられています。
安静、食事療法、薬物療法の三つが治療の柱です。食事療法は1日2000キロカロリー以下にします。食事の内容は、たんぱく質を多くして、脂肪は植物性脂肪を中心にして、糖質の取り方を少なくします。また、血圧とむくみの程度によって、食塩と水分の取り方を制限します。薬物療法とは、むくみと高血圧に対して利尿剤、降圧剤を使用しますが、病気の程度によって、その種類や使用料を調節します。
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