無月経◆症状

無月経とは?/症状

無月経には、妊娠、閉経などによる生理的な物がありますが、治療を必要とする病的な無月経もかなりあります。
病的な無月経のうち、満18歳に達したのに一度も月経のない場合を原発性無月経と言い、途中から月経がなくなって、3ヶ月以上も続いている場合を続発性無月経と言います

原因/治療法・予防

病的な無月経を起こす原因はいろいろあります。卵巣、子宮、膣といった性器の障害が原因のこともありますし、視床下部、下垂体前葉といった成ホルモンの分泌をコントロールする、脳の部分の障害が原因のこともあります。
続発性無月経には、強いストレスが原因で起こるストレス性無月経、過激なスポーツが原因で起こるエクササイズ無月経、極端な痩せのために起こる体重減少性無月経などがあります。体重減少性無月経は、本来の体重から10%以上の減少で起こり、20%から30%以上の減少になると、無月経は非常に治りにくくなります。
また、全く食事をとらなくなって、極端に体重が減少してしまう神経性無食欲症も、無月経になります。これは、体重減少性無月経に比べると、発症に精神的な因子が強く働いていて、婦人科の治療だけで無月経を直すこと難しく、心理的・精神的な治療が必要になることが多い物です。
原因を調べて、それに応じた治療を行います。主流になるのはホルモン療法で、これにはいろいろな投与法があります。また、卵巣の障害が原因の場合には、卵巣くさび状切除術という手術が行われることもあります。治療によって、月経起こり、妊娠が可能になることもあります。

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