大豆イソフラボンが大腸がんを予防?
一時期、大豆イソフラボンが大腸がんを抑制したり予防するといわれてましたが実際はどうなのでしょうか?
JPHC研究の発表では約8万人の被験者を対象に調査したところ大豆製品や大豆イソフラボンを含有している製品や食品を摂取しても 統計学的に大腸がんのリスクを著しく下げることは認められませんでした。
厳密にいうと結腸がんのリスクが低下する傾向は見られました。ですが全般的にはそれほどの効果は見られませんでした。
しかし仮説ではあるもののもともとの基礎研究ではイソフラボンが大腸がんの細胞増殖を阻害することがわかっています。
のでこの抑制メカニズムをもっと研究すれば摂取の仕方によっては効果が見られる可能性はありえそうです。
いずれにせよ現段階ではバランスの良い食生活と過度の飲酒をやめ禁煙し肥満を解消するなど、常識的なことを実践することが もっとも大腸がんの抑制になることは明らかになっています。