大腸がんとは?
大腸がんとは大きく分けると結腸がんと直腸がんの二つがあります。盲腸からS状結腸までにできるがんを結腸がんと呼び、直腸から肛門までにできるがんを直腸がんと呼びます。逆に二つをあわせて大腸がんと呼びます。
どちらも腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍です。以前、日本人の大腸がんは直腸がんが多かったのですが、近年は欧米人の様に結腸がんが多くなってきており、大腸がん患者は増加の一途をたどっています。それはデータにもあらわれ、がん死亡第二位の胃がんの数字を上回るのは時間の問題であるといわれてます。
大腸がんは隆起型と陥没型とがあり、前者はゆっくりと進行するが、後者は腸壁内層に食い込んでいくタイプで進行が極めて早いタイプです。大腸がんリスクが高くなる年齢は、50代から多く見られ、60代から70代でピークになります。しかし他のがんと同様大腸がんも若年化がすすんでおり若いからといって油断するのは禁物です年代に関係なく定期健診を受けることが大事です。
大腸がんは比較的根治率は高いほうです。早期発見すればほぼ治ると言っても良いほどです。しかし、がん死亡数では常に上位です。治りやすいがんなのになぜ死亡者が多いのでしょうか?
それは単純に発生率もかなり高く大腸がん患者は年々増えているからです。いくら治りやすいがんでもそれ以上に発症率が高ければデータには死亡者も増えるのは当然です。それだけ急激に増えているのが大腸がんなのです。
前述したとおり胃がんを抜いて肺がんに迫るのは時間の問題のようです。