子宮がんのセルフチェック おりものの変化が鍵

子宮がんの症状として、おりものの変化が挙げられます。初期症状の少ない子宮がんにおいて、この身体のサインは非常に大切です。

月のサイクルによっておりものの状態は変化していきます。これは排卵・月経のサイクルによるホルモンのはたらきにあります。

また、市販のおりものシートを使用している場合、忙しいなどの理由からあまりこまめに換える事が出来なくて蒸れてしまったり、不潔になったりする場合もあります。自分でびっくりするくらいいやなニオイがすることもまれにあります。

そうなると、もしかしたら子宮がんの症状なのではないかと不安になってしまいます。

しかし、お医者さんに相談してみると、何でもないような場合もあるのです。これはどのように見分ければよいのでしょうか?

お医者さんに相談する前に、自分の身体の状態をきちんと説明できるような準備があるとよいのではないでしょうか。

薬局では基礎体温表というものが売られています。月のサイクルのどのあたりで嫌なニオイのおりものがあったのか、など詳細に記すことができます。

これを毎日つけたうえで、お医者さんに相談をすればお互いに理解がしやすいのです。自分でもこの時期はおりものに変化があるものだ、とわかってくるかもしれません。

子宮がんのセルフチェックには、自分の身体の変化を知ることが必要なようです。

クイックチェック

  • 腰や背中が神経痛のように痛む。
  • 今までに婦人科の検診は受けたことかない。
  • 月経不順などの月経異常がある。
  • 月経時以外に性器からの出血がある。
  • だるさなどを感じる。
  • 性交渉で性器から出血する。
  • 下腹部が張ったような違和感がある。
  • おりものが増えて下着が頻繁に汚れる。
  • 排尿や排便がしにくい。

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基礎体温チェックが有効

子宮がんの症状のひとつ、おりものの変化を知るためには、基礎体温を付けるのも有効です。

自分の月経サイクルがわかることはもちろん、体温のグラフの欄外に、その日のおりものの状態を書き込んでおくのです。

色、匂い、量など気になった事すべてを書き込むのがよいと言われています。

さらに、その日何かショックなことがあったり、ストレスが強かったなどの心の変化を書き込むことも有効だとされています。

忙しい日が続き、ストレスフルなときには身体に何か変化が起こっている可能性があるからです。

ダイエットをしている人は、ダイエット後の身体の変化なども記すと良いのではないでしょうか。減量しながらきちんと栄養は摂れていたのか? もし、無茶なダイエットをしてしまった場合、その後のホルモンバランスは崩れてしまうかもしれません。

書き続けた基礎体温表は、婦人科へ行く際に持参すると良いようです。

お医者さんに説明するのに、基礎体温表があるのとないのとではまったく状況が変わります。身体の変化を口で説明するのは、難しいことです。

でも、これがあればお医者さんも一目瞭然なのです。一見地道な努力のようですが、子宮がんの予防としては有効であると考えられています。

子宮がんのセルフチェックとしての基礎体温表、はじめてはいかがですか?

布ナプキンとは!?

最近の下着はとってもおしゃれになっていて、黒や赤はもちろん様々な色のものが売れているようです。

毎日のおりものの観察が子宮がんのセルフチェックに有効だと言われているのですが、 おりものの色を正確に知るためにはそういったカラフルな色の下着はあまり適切ではないように思われます。

ではどうしたらいいのでしょうか? 市販のおりものシートを使用することで解決するかもしれません。

しかし、このおりものシートは、蒸れる感覚が嫌だと言う女性もいるようです。かぶれてしまったり、ひどいときには匂いも変わってしまうこともあります。

それでは子宮がんの症状と見分けがつかないという可能性もあります。こまめに取り替えて、たまに使用をお休みすることが必要なようです。

最近では、敏感肌の女性たちの間で「布ナプキン」というものが話題になっています。

蒸れが気になる使い捨てナプキンのかわりに、通気性の良い布製のものを使用しようというのです。その商品ラインナップにはおりもの用も売られているようです。

白っぽいものを使用すれば、子宮がんのセルフチェックとしておりものの状態が見えやすいのではないでしょうか?

下着のおしゃれも楽しみつつ、毎日の観察もしやすいということです。

布ナプキンの作り方

子宮がんの症状を見逃さないためにも、おすすめなのが布ナプキンです。

しかし、売っているものを買おうとすると意外と高いと感じてしまうようです。使い捨てのおりものシートのほうが手軽でいいわ、と思うかもしれません。

でも、買わなくたっていいのです。いらなくなったTシャツやハンドタオルなど、薄手のコットン製品があれば簡単に作れるのをご存知でしたか?

まず、市販のおりものシートを横に3枚ならべたくらいの大きさに布を切ってください。ハガキよりちょっと大きいくらいです。

ミシンをお持ちの方は、この布の端を始末するステッチをかけてください。

ミシンをお持ちでなければ二枚重ねて袋に縫い合わせて裏返してください。このとき使用する糸も、できればコットンか絹がいいと思います。

さて、実はこれで完成なのです。

使用方法は、三つ折りにして下着と肌の間に挟むだけです。

トイレで落とすことが心配であれば、ちいさな安全ピンで一カ所とめておくと便利です。汚れた面は折り返して使えます。量が多いときも3重になっているから安心です。

洗濯して何度でも使えますし、下着が汚れないので長持ちします。そしてなによりおりものの状態が見えやすいので、子宮がんのセルフチェックに有効なのではないでしょうか。

肌が弱い方や、おりものシートをまめに取り替えられない忙しい人にもお勧めです。子宮がんの症状を見逃さないためにもいかがでしょうか?

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出血に注意

自覚症状がなかなかあらわれないのが子宮がんの難しいところといわれています。子宮がんのセルフチェックには、おりものの状態を見ることが有効とされています。もしも、おりものの中に血が混じっている場合には黄色信号と考えられています。

このおりもの観察ですが、はっきりとわかりやすい出血だけとは限らないのが難しいところのようです。うっすらと線状に血が混じる場合もありますし、褐色のおりものであることもあります。これらは子宮がんだけではなく、子宮筋腫などの他の疾患のサインである可能性も考えられるといいます。

この判定がしにくいおりものチェックでは、自己診断を下してしまうのが危険だと考えられています。おりものは月経のサイクルで状態が変化するといわれています。その日の自分のサイクルがどのあたりなのか把握したうえで、子宮がんのセルフチェックに役立てることが有効と考えられています。

はっきりとした異変がでてしまってからでは、子宮がんの治療は難しくなるといわれています。大量出血ではじめてがんに気づくこともあるといいます。子宮んの生存率は、発見時期の早さにかかっていると考えられています。できるだけサインは見逃さないようにこころがけるのが良いようです。

気になる体質

おりものの変化を観察することが、子宮がんのセルフチェックに有効といわれています。血がまじる、悪臭がするなどは要注意と考えられています。しかし排卵に伴う出血の場合は病気ではなく、体質であることがあります。素人には見分けがつきにくいことが問題と考えられています。

子宮がんが進行すると、腹痛や腰痛があらわれることがあるといわれています。働き過ぎだと思い込んで、湿布を貼ってやりすごしていたら危険です。身に覚えのない腰痛などは、お医者さんに相談してみるのがいいようです。

腰痛は、卵巣の疾患の可能性も考えられるといいます。

これらの症状がみられない場合でも、子宮がんの原因となる要素がある方は常々気をつけた方がいいとされています。長期にピルを服用していた女性、身近な家族に子宮がんの治療を経験した人がいる、30歳までに妊娠・出産経験がない、初潮が早かった、肥満体型である、などは子宮がんの原因となるリスクが高いといわれています。

1年に1度、または半年に1度は子宮がんの検診・検査をうけることが有効だといわれています。とくに腰痛は見逃しやすく、間違った治療を施してしまうと悪化する危険性があります。自己判断を下す前に一度婦人科で相談するのが良いと考えられています。

便利グッズ情報

子宮がんのセルフチェックとして、おりものの変化と腰痛や腹痛に注目するということが挙げられます。

おりものに血が混じるのが子宮がんのサインといわれているのですが、薄くピンクがかっているだけでも見逃しは危険と考えられています。性交渉のときの出血は、なにかしらの異物が子宮もしくは膣にあることが考えられます。尿の出方がおかしい場合なども子宮がんのセルフチェックポイントといわれています。

それでも分かりづらいのが子宮がんのセルフチェックです。定期的にお医者さんで子宮がんの検診・検査をするのがいいとされています。

しかし、忙しい生活をしていると後回しになってしまうこともあるのではないでしょうか。

最近ではネットの通販などでセルフチェックキットが購入できるようです。価格はそれぞれ内容によって異なるようです。なかには簡単な自己採血で、子宮がんのセルチェックだけでなく卵巣がん、胃がん、膵臓がん、などもまとめてチェックできるという優れものまで登場しているようです。採血をしてコンビニから発送すると、その後検査結果が自宅に届くという仕組みです。子宮がんのセルフチェックにはこのような便利グッズを使うのも賢い方法かもしれません。

ブライダルチェックのすすめ

ブライダルチェックという言葉をご存知でしょうか。

子宮がんのセルフチェックは、性交渉のある年齢の女性には常に心がけるべきことといわれています。しかし、いざ子宮がんの検診・検査に行くにはきっかけがなく、後回しにしてしまうという方も多いのではないでしょうか。そこで、取り入れられているのがこのブライダルチェックです。

結婚というきっかけを通じて、 婦人科の疾患がないかどうかをひととおり検査するというのが、ブライダルチェックといわれています。このブライダルチェックには子宮がんの検診・検査も含まれており、他に乳がん検診、性行為による感染症なども調べられます。妊娠してからかかると胎児に影響が心配される、風疹の抗体チェックもしておくとよいといわれています。

妊娠してから子宮がんがわかったという例を、耳にすることがあります。そうなると宿された命を断たなくてはならないという、悲しい結果を生むことになるかもしれません。ブライダルチェックはそういった意味でも、安心して家庭を築いていくために必要と考えられています。

ブライダルチェックだけでなく、子宮がんの検診・検査は定期的に行くのがおすすめといわれています。ひとつのきっかけとして考えることがいいのではないでしょうか。

久和ひとみさんの場合

いままでたくさんの方が子宮がんの手術を経験しています。その中には完治した人もいれば、亡くなった人もいます。最後まで闘い続けることは患者さん本人にも、またそれを支える家族にもとても大きな困難であるといえるでしょう。

がんと闘った有名人でも子宮がんの治療を最期までうけ、亡くなった方がいらっしゃいました。ニュースキャスターとして活躍していた久和ひとみさんです。

毎日を忙しく活躍していた久和さんには、ご自分の身体の変化に気がつく余裕がなかったのかもしれません。子宮がんのセルフチェックはおりものの変化が鍵といわれていますが、忙しく毎日を過ごしていると見逃してしまうこともあるのかもしれません。

子宮がんの手術のあと、肝臓への転移があることがわかったそうです。闘病の末、肝不全で亡くなりました。亡くなった当日には担当していたニュース番組の冒頭で報じられ、全国の視聴者に衝撃を与えました。

彼女は最後まで生きる姿勢を貫き、手記を綴りました。彼女の死後には経済的に恵まれない学生のための奨学金制度が、久和さんの名のもとに設けられたといいます。彼女の生きる姿勢は、今も忘れられることなく生き続けています。40年という短い時間だったかもしれませんが、より濃厚な人生だったといえるでしょう。

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