すい臓がんの背中の痛みについて

すい臓がんの背中の痛みについては、症状のページでも述べましたがここでは少し詳しく述べたいと 思います。

すい臓がんの背中の痛みの原因の代表は膵管圧迫による部分炎症ですが、それだけではありません。 すい臓自体の腫れによる肥大・炎症によってすい臓自体だけでなく周辺への影響と放散痛もあります。

これは左背部痛だけでなく肩や胸のコリやペンチでひねられたような激しい痛みが痙攣とともに 四六時中起こることもあります。

基本的にすい臓の疲弊によるすい臓自体の痛みはみぞおちから左の背中にかけての鈍痛やコリのような 体の奥深くの筋肉痛のような痛みがあります。

おもわず体を右側にひねったり伸ばしたくなるような痛みであり、不快感です。

時には自分で背中を叩きたくなったり他人に信じられないほどの力で左背部を叩いてもらったりして 一時的に鈍痛をごまかしたくなる時もあります。

これが脂っこい食事をした後やお酒を飲んだり暴飲暴食の後などに必ず起こるようだと注意が必要です。

そのうちこれが通常の食事でも起こるようになったり激しい下痢を伴うようですとかなり注意が必要です。

ましてや慢性的になってそれが当たりまえになってしまい慣れてしまい放置していると末期になって 体重が激減してめまいや冷汗等がでてきてどうしよもなくなってから検査しても余命数カ月という ことも珍しくありません。

数々のガン患者を完治させてきた食事法

他の疾病での似たような背中の痛み

左の背中の痛みであってもかならずしも直接的にすい臓がんの痛みであるとは限りません。たとえば心臓病や胃腸の疾病 脾臓などの病気もあります。

しかし頻度からいうと腸のなにかしらの疾病によってすい臓の疲弊と似たような下痢をともなう左背部痛があります。 これは大便がたまったり激しい下痢が起こる前に特に痛みが起こり排泄とともに痛みがそれなりに収まるのが特徴です。

排便後もそれなりに違和感や痛みは残りますがいったんは落ち着く感じです。

しかしまた食事をしたり深夜から朝型にかけて鈍痛が起こるようになります。 これはすい臓の痛みと似ておりまた併発の痛みの場合もあるので注意が必要です。

いずれにしても消化器官の連動的な疲弊にともなう疾病なので暴飲暴食を慎み内臓を安め定期的な検査が重要なことには 変わりありません。

特徴的な痛み方はないのか?

すい臓がんだけによる特定的な痛みを表現するのは難しいといえますが、統計的には今まで感じたことのない違和感、常に継続的な24時間続く痛み、そしてその痛みがやわらぐことがなく増大するといったことが特徴的といえます。

もちろん無症状の例もありますが、すい臓のどこの部位にできたかによって痛みの感じも変わってきます。

また痛みと同時に家族親族にすい臓がんの既往があったり、普段から暴飲暴食や喫煙などの生活習慣があったり、肥満・糖尿などの傾向がいっしょにあって痛みの特徴が前述と重なる場合は注意が必要といえそうです。

もともとよく下痢や胃部不快感や吐き気傾向があり皮膚がよくかゆくなるなどの症状がある人が急に継続的な鈍い背部痛が増大してきた場合なども特徴的とえます。

ここまで特徴的痛みと体調の傾向があり心配で検査したい場合は、一般的な内科よりも熟練した検査体制のある専門病院か大学病院クラスで検査したほうがより確定的な結果を早く得ることができますし、安心感も高いといえます。