すい臓がんの症状

すい臓がんは初期にはほとんど症状は現れないのですが、ある程度病気が進んでくると特徴的なことが起こります。

  • 食欲不振
  • 吐き気・嘔吐
  • 腹痛・長く続くみぞおちや背中の痛み・腰痛
  • 急激な体重減少
  • 消化不良(脂っこい物やお腹いっぱい食べた時に特に激しい)
  • 全身倦怠感
  • 黄疸
  • 糖尿病が発症または悪化

数々のガン患者を完治させてきた食事法

食欲不振

膵液の分泌が悪くなり、消化が促進されず結果的に食欲がなくなってくる。

吐き気・嘔吐

膵液の分泌悪化で消化不良が続き、慢性的な消化器系の疲弊が起こり嘔吐することがある。

腹痛・長く続くみぞおちや背中の痛み・腰痛

すい臓がんが大きくなると、膵液の通り道である「膵菅」が圧迫され、膵液の流れが滞って部分的に炎症が起こります。

この炎症がみぞおち・腰や背中の痛みとなって現れるのです。

消化不良(脂っこい物やお腹いっぱい食べた時に特に激しい)

膵管が詰まることで膵液が十二指腸に流れなくなるために消化不良を起こしやすくなります。

特に脂の消化ができなくなるため時に、激しい下痢がお腹いっぱいに食べた時起こりやすくなります。

急激な体重減少・全身倦怠感

いよいよがんが進行してくると、消化不良と衰弱で栄養摂取ができなくなり 急激に体重が落ちてきます。体力もなくなり全身が倦怠感に覆われてきます。

黄疸

黄疸は膵頭部にできたがんが大きくなって胆管を圧迫し、胆汁の流れが悪くなるために起こります。

皮膚や白目が黄色くなったり,身体がかゆくなったり,尿の色が濃くなったりします また、胆汁が十二指腸に流れなくなるため便が白くなります。

糖尿病が発症または悪化

がんが進行すると、内分泌機能のひとつであるインシュリンの分泌が少なくなり急に糖尿病が発症します。 もしくは、もともとの糖尿病が急に悪化したりしたらすい臓がんの疑いが高くなります。

糖尿病の発症や悪化はすい臓がんを疑う大きな目安になるといえます。

すい臓がんの初期 症状ってないの?

早期のすい臓がんには、特徴的な症状はありません。

それでも、実際に早期発見した人はいます。

では早期に発見した人がどういった理由で病院にいったのでしょうか?そして偶然見つけることができたのでしょうか?

それは「なんとなくいつもより胃が重い」「いつもより下痢が多くなった、激しい下痢が理由もなく起こった」「みぞおちや背中が重苦しい」「なんか体重が減ったな」「なんとなく体がだるい」など、ありふれた症状の中にも「何となくいつもと違う」といった感覚の違いが特徴的だといえます。また、症状がかさなるといったことも注意が必要です。

例えば

  • 食欲不振
  • だるい
  • 体重の減少

これらが重なることなどです

「何かおかしい、いつもと違う」と少しでも思い当たる時はすぐに専門の医者に見てもらうことが大事だといえます。

近年明らかになったすい臓がんの前兆

すい臓がんの初期症状はほとんど無自覚無症状ですが、気をつけなけれなならない兆候は近年明らかになってきました。

それはまずすい臓の腫れということです。すい臓の腫れはすい臓に負担をかけた生活を繰り返せばすい臓がんにならずとも現れる症状ですが エコーやMRI等ですい臓の腫れが指摘されたらまず前兆であるし医師によればすぐに精密検査を勧められます。

それくらいすい臓の腫れはすい臓がんの場合もありますし、将来すい臓がんになりやすい体質と兆候であると明確に指摘されている事項です。

背中の鈍痛が慢性化してお腹いっぱい食事した後すぐ下痢を起こしやすくなおかつすい臓の腫れが指摘された場合すでにすい臓がんのSOSのサインであると して気をつけなければなりません。

またすい管の肥大もすい臓がんの兆候であると明確に指摘されています。定期検査等でエコーなどですい管の肥大が認められた場合すい臓の腫れと同時に 将来すい臓がんになる可能性があります。

無自覚無症状であってもすい臓の腫れやすい管肥大などの症状がある場合は普段の食生活等を見直しすい臓がんに移行しないよう気をつけなけれななりません。

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すい臓がんの末期症状

すい臓がんの末期になると、背部痛やすい臓周辺の痛みがさらに強まり、大変苦しくなります。 体重も激減してきます。

黄疸もこの時期でははっきりと確認でき皮膚や白目が黄色くなります。体もかゆみが増し尿の色もさらに濃くなります。さらに腹水も大量にたまるようになります。

最終的に、多臓器への転移が始まります。

門脈を通じて肝臓、肺、腎臓、骨、脳へ。浸潤により十二指腸、横行結腸、胆管、静脈へ転移していきます。 すい臓は覆っている膜が薄く筋層がないためがん細胞が浸潤しやすく、周辺には大動脈や門脈が通っているため がん細胞が血液やリンパ液に流れ込んでしまい他の臓器に転移しやすいのです。