肺がんとラジオ波治療
肺がんの有効な治療法のひとつにラジオ波治療があります。
このラジオ波地治療とは、局所麻酔をして、細い針を皮膚から差し込み電気を利用してがん細胞を焼き治療する方法です。
ラジオ波治療の良いところは局所のがん細胞だけを確実に焼き治療できるので正常な他の肺組織や患者さんへの負担が 少なくその割には手術並みの治療効果が得られることです。
また原発の肺がんでも転移性の肺がんでも効果があり病巣が小さくてもピンポイントで治療できます。
弱点は胸水があってCTなど画像処理がしにくく見えずらい場合や、患者さんの体質が出血しやすい場合 治療が困難になります。
また副作用として、治療中に患者さんががん細胞を焼く時の熱の痛みと出血、その後の機能障害や腹水の誘発 等がありますが比較的まれなケースのようです。
治療期間は個人によってばらつきがありますが、一週間から20日前後です。 がん細胞の個所がばらついていたり治療後再発すればその都度治療を追加もできます。
治療した場所に関しては非常に完治率は高いです。
他の治療法と併用することによって肺がん全体の予後に貢献することに期待されています。