肺がんのステージについて

肺がんのステージとは、肺がんの広がり具合・進行度の指標のことです。おおよそこの肺がんのステージを決定して治療を進めていきます。

一番簡単な分け方ですとⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階に分けられます。

具体的には

ステージⅠ：肺の中にがんが発生して局部に安定して転移は起こっていない状態。

ステージⅡ：がんがリンパ節に転移はしているものの、あくまでも肺の中のリンパ節にとどまっている。

ステージⅢ：がんがリンパ節に転移、また肺の外まで広がっている状態ではあるが、まだ手術で切除することで治療できるレベル。

ステージⅣ：完全に他の臓器に転移が見られ、治療法も外科手術よりも化学療法や放射線などによる治療をするレベル。

もう少し、具体的な肺がんのステージの分類のしかたは、肺がんの広がりをT、リンパ節転移をN、遠隔転移をMとして、それぞれの組み合わせによってより具体的なステージの指標にします。