子宮がんの原因 ホルモンバランスとの関係

子宮がんのひとつ、子宮体がんの原因はホルモンのバランスと考えられています。

さまざまな要因で崩れてしまうのがホルモンバランスです。そのなかでもとくに、肥満、糖尿病、高血圧の人が要注意であると言われています。

こうした生活習慣病は食生活の見直しで改善されることが多いので、気をつけたいものです。

また、子宮がんの原因としてもうひとつ注目されているのは出産の高年齢化であるといいます。

30代までに妊娠・出産の経験をしていない女性は子宮がんの原因であるホルモンバランスの乱れに注意するべきだと言われています。

妊娠中は月経がありません、そのあいだ「エストロゲン」というホルモンはお休みをしています。生理のサイクルをいったんお休みすることが女性の身体には必要なことだと言われています。

ずっと休みなくエストロゲンが分泌されていた女性の身体は、子宮がんのリスクが高いと考えられています。

通常、子宮頸がんに比べて子宮体がんの発生は、閉経後の年齢の高い世代に多いとされています。なので自治体の子宮がんの検診・検査では30代には頸部の子宮がんの検診・検査しか行われません。

しかし、30代での体部のがんも可能性はゼロではありません。最近では若い世代にも見られる傾向にあるといいます。早期発見のためには、やはりはやめの子宮がんの検診・検査がよいでしょう。

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さまざまな要因

子宮がんの原因っていったいなんなのでしょうか?

 

がんの原因については様々な噂が飛び交っています。焦げた魚、タバコ、カビ、アスベスト……。情報が多いことが、かえって不安をつのらせてしまう一面もあるかもしれません。子宮がんの原因は、それぞれ頸部と体部などの部位によって異なる場合もあります。そして全身のがんと同じく、複合的な要因が考えられると言えます。

子宮頸部のがんの場合はウィルス感染が深く関わっているということがわかっています。

しかし、感染してもがんにまで至らないこともあるようです。その差はどこにあるのでしょうか?

ひとつには中絶の回数が多い女性は子宮に負担がかかっていてるために、刺激に弱いと考えられているようです。また、ホルモンバランスが悪くなっている女性もなにかと刺激に弱いとの見方もあります。

がんには免疫が関係していると言われています、免疫を下げている要因があれば取り除くことが必要かもしれません。

子宮がんの原因は発生前の生活や身体の状態など、長期的なものの見方で考える必要があるようです。初期症状があまりないことから、子宮がんのセルフチェックは簡単ではないと言われています。それだけに、毎日の生活習慣は見直してみる価値があるのかもしれません。

タバコは百害あって一理なし

ヘビースモーカーには生きづらい世の中になりました。受動喫煙防止のための分煙対策、路上喫煙の禁止、タスポの導入……。タバコは百害あって一理なし、というのがすべてのお医者さんの一致している意見だと言われています。

子宮がんの原因として、タバコって関係があるのでしょうか? タバコの煙が直接触れる場所、喉、肺、胃、このあたりは当然関係があると考えることができます。子宮は呼吸器系統からずいぶんと離れていますから、関係ないのでは?

そう思う方も多いのではないでしょうか。しかし、どうやら違うようなのです。

タバコの有害物質は、喉から肺に入って、毛細血管から血液の中に溶け出し全身を駆け巡っていると言われています。頭の先から、足の先まで全身にその悪影響は及ぶそうです。

さらに、ニコチンが運ばれるスピードは例外と行っても良い程早く、思っているより遠くの器官にまで届いているというのです。

これらの理由からして、子宮がんの原因としてもじゅうぶん考えられるのではないでしょうか。

直接的にがんの発生を促したわけではなくとも、免疫を下げるなどの悪影響が関わっていることは考えられます。子宮がん予防としても、禁煙は必須項目であるようです

ストレスフリーのすすめ

女性の社会進出は目覚ましいものがあります。女性が持つ能力を世の中が必要とするようになり、また女性たちもそれに応えられるようになりました。その一方で、ストレスと闘う日々に心身を持ち崩す女性も急激に増えているのも確かといえるでしょう。

子宮がんの原因のひとつに、ホルモンバランスの乱れがあると言われています。ホルモンのバランスはストレスに弱く、とても複雑な仕組みから成り立っています。

また一度乱れてしまうと、元に戻すのが簡単ではないとも言われています。そうなってしまう前に、女性たちはもっと積極的にストレスをコントロールする必要があるのではないでしょうか。

一般的にストレス解消といえば、ゆったりとした半身浴や、眠る前に本を読むこと、友人とのおしゃべり、気持ちのいい音楽やアロマに身を委ねる、などの方法があげられます。もし可能であれば年に一度、海外旅行に行くのもいいかもしれません。

日々のなかのストレスが、子宮がんの原因と直接的に結びついているとはイメージしにくいことかもしれません。

しかし、長い目でみれば、自分の身体をいたわることにつながるでしょう。ストレスを解放することは子宮がんの予防だけでなく、あらゆる成人病の予防にもなることが考えられます。

あらゆる面で女性を傷つける妊娠中絶

女性はなにかと弱い立場にあるものです。

社会進出がこれだけ進んだ現代においても、根本的な悩みは改善されていないように思います。

そのひとつに望まれない妊娠・中絶があげられます。

どんなに優しい男性がパートナーであっても、金銭面でのサポートがあったとしても、心と身体に傷を残すのは女性です。残念な事に、子宮がんの原因のひとつに妊娠中絶があると言われているのです。

子宮がんの原因であるヒトパピローマウィルスは、感染することでがんという異変を起こします。

感染が必ずしもがんを引き起こすわけではありませんが、一部の感染者は子宮がんへと進行してしまいます。このとき、子宮そのものが刺激に弱い状態だと、そのぶん子宮がんのリスクも高まってしまうのです。

中絶には子宮への負担を強くかけなければならないのが現状です。中絶の回数が多い女性ほど、子宮がんのリスクは高くなると言われています。

コンドームはヒトパピローマウィルスの感染を防ぐことから、子宮がんの予防に有効と言われています。

また、望まれない妊娠に関してもコンドームがはたす役割は大きいと言えるでしょう。若い世代への正しい性教育や、避妊対策なしでの性交渉にノーと言える勇気、そういったことが必要とされているのかもしれません。

ピルのリスク

女性ホルモンをうまく調節して、望まれない妊娠を予防することで知られている薬「ピル」。その作用と副作用にはかなりの論議があり、使用する女性にはしっかりとした知識が必要とされています。

世界中で多くの女性に服用されているピル。しかし、その副作用はさまざまと言われています。大きな疾患のリスクもあるということがわかっているのです。

数値的には低いものの子宮がんの原因の一要素とも言われています。それでもピルが服用されているのはなぜなのでしょう?

これは、子宮がんの原因になりうるということを知っていても、それ以上にピルが必要とされているからだと考えられます。

重い生理痛に悩まされている女性、月経前症候群で日常生活にも支障がある女性など、さまざまな症状にピルが服用されています。

その症状があまりにひどく、他に打つ手がないなどの場合には使用せざるを得ないようです。多少のリスクよりも、いま抱えている症状を緩和させることが必要だと考えられます。

服用期間や、中用量、低用量などで量を加減しながら服用することが多いようです。

ピルの使用は、判断が難しいため、しっかりとお医者さんと相談して決めることが望ましいと考えられています。

遺伝という要素

子宮がんの原因に、遺伝という要素が考えられます。子宮がんの手術をうけたことがある家族がいる場合、子宮がんのリスクは高くなると言われています。

もちろんがんという病気が遺伝するわけではありません、がんになりやすい体質が遺伝すると考えられているのです。

「うちはがんの家系だから」という言葉をしばしば耳にします。実際の医療の現場でも遺伝的要素は認められているようです。

体部の子宮がんの原因としても、遺伝的要素がある場合にはリスクが高いと言われています。

しかし、頸部の子宮がんの原因はウィルスであることがわかっています。防ぐことは可能です。

体部の子宮がんにしても、早期発見であれば完治の可能性は非常に高いと言われています。遺伝という要素には、リスクを高めるという意味はありますが、生存率とは関係のない話です。

定期的な子宮がんの検診・検査をこころがけることで、早期発見ができれば完治は可能です。

検診のときに、遺伝的要素を持っていることをお医者さんに告げれば、早い年齢からでも体部の検診をうけることもできます。

むしろ、自分は関係ないと考えている人と比べて、子宮がんの検診・検査に関心を持つぶん有利ともいえるかもしれません。

主な原因まとめ

子宮頸がんの原因 セックスによるウイルス感染(知識がまだない女性がセックスを経験することが 多くなったため)
宮体がんの原因 主に食生活が関係(食生活の欧米化でエストロゲンが分泌)