子宮がんの手術 説明への質問

お医者さんは、患者さんに詳しい説明をします。専門用語が出てくるたびに、患者さんは覚えなければならないことが増えていきます。最初の説明では、わからないことだらけであることが考えられます。

何か質問をしたいと思っていても、なにかわからないのかすらわからないという状況に陥ってしまうかもしれません。

子宮がんの治療に関する情報は、とりあえずメモにとることがいいとされています。その場で選択や同意を求められた場合には、ひとまず考える時間をもらうといいようです。

メモを持ち帰り、お医者さんの説明を家族の前で再現できればいいでしょう。そうすることで、選択や同意をゆっくりと時間をかけて考えることができます。

家族に話してみて、やっと質問も思いつくかもしれません。そうしたときには、今度は質問したいことのリストをメモしておくのがいいといわれています。

こうして病院と自宅にメモを持ち帰る習慣がつけば、難しい説明や選択をするのに焦る必要がなくなると考えられます。また、記録としても残るので、その後の子宮がんの治療にも役立ちます。

漠然とした不安を残したまま、子宮がんの手術をうけるのはよくないと考えられます。不安な気持ちがある場合には、質問を繰り返し、納得したうえで治療にのぞむのがいいようです

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高額な治療について

子宮がんの手術は、最適と考えられる方法を選択して行われます。その後子宮がんの再発がみられた場合には、さまざまな治療方法を組み合わせるなどして、対応していくと考えられます。その際に、高額な治療が必要と考えられる場合もあるようです。

最新の子宮がんの治療には、さまざまなものがあります。

いま注目を集めている治療法に、免疫療法といわれているものがあります。これは費用が高く、まだ一般的なものではないと考えられています。しかし、この免疫療法は再発の防止に有効とされていて、多くの患者さんに注目されいるのです。

興味はあっても、高額であることからなかなか取り入れることが難しいという意見も多いようです。どのようにして取り入れたらいいのでしょうか。

このような高額な治療は、導入するタイミングを見極めることが重要であると考えられているようです。治療法によって、導入するのに効果的なタイミングがあるというのが理由です。時期を絞って、回数やうける期間を調整しながらとりいれるのがいいと考えられています。

話題の免疫療法は、再発予防に効果的といわれています。子宮がんの手術をうけて、その後の治療法をお医者さんと相談するのがいいと考えられます。

セカンドオピニオンのすすめ

もしも、担当のお医者さんが提示する子宮がんの治療方針に納得がいかない場合には、セカンドオピニオンをうけることも可能です。その際に、担当医が気を悪くするのでは 、と躊躇することも考えられます。しかし、最近ではセカンドオピニオンは一般的となりました。

担当のお医者さんは、今までのカルテや子宮がんの検診・検査の結果などの情報を、セカンドオピニオンを希望する専門病院に提供してくれます。専門病院で、再度子宮がんの治療方針について意見を聞くことができます。

もし、いままでの担当医よりもこちらのほうが適切だと思った場合は、口頭での説明だけではなく、書面に記してもらうのがいいようです。いままでの担当医に「こういう意見を言われました」と説明するのに、間違いがあってはいけないからです。

担当医に、そのセカンドオピニオンによる子宮がんの治療方針を見せながら、再度説明をしてもらうことが目的となります。

もし、担当医とセカンドオピニオンの医師の意見が同じであれば、客観的で公正な子宮がんの治療方針であると納得がいきますし、もし違った意見だった場合でもさらに詳細な話し合いの場が設けられると考えられます。

方法によってかわる生存率

子宮がんの手術の方法を決める際に確認しておくべきことは、その方法を選択したときの生存率だと考えられます。

子宮がんの手術において、完治のためには摘出という方法が確実だと考えられています。しかし、さまざまな理由から部分切除という方法を選択する場合もあります。そうした場合に、生存率という数字を知る必要があると考えられるのです。

病巣を完全に取り除くことが、がんの目的だと考えられています。そのためには外科的手術が用いられることが多く、確実といわれています。

子宮がんの場合には、妊娠の希望の有無などの理由から、放射線や化学療法を用いる場合があります。放射線での治療を選択した場合には、外科手術とどのくらいの違いがあるのかを知る必要があると考えられます。その指針となるのが生存率だといわれています。

生存率とは、過去の子宮がんの手術の実例から割り出されるものです。患者さん自身ののがんが完治する確率ではないことを理解する必要があります。

過去に手術を受けた人数のなかで、5年後に生きている人の割合を示す数字を生存率といいます。子宮がんの治療方針を決めるときの手がかりとして有効だと考えられます。

治療のリスク

子宮がんの治療のリスクとは、どのようなものがあるのでしょうか。子宮がんの手術は成功しても、その後の治療によって死亡してしまうこともないとは言い切れません。

合併症、副作用などがあることは事前に説明があり、同意が求められます。ここで疑問がある場合にはしっかりと説明をうけることが必要とされています。

お医者さんは子宮がんの治療によるリスクを、合併症の頻度、重症度、予防出来るかどうか、治療できるかどうかなどのポイントで説明することが多いようです。

もしも合併症がおきてしまったときのときのために、患者さん本人が知っておくことが必要だと考えられます。異変が起きたときにすぐに気がつけることが望ましいのです。また、こんなはずではなかったと後から思うことがないように、理解を求められるという一面もあるようです。

副作用などは、使用する抗がん剤によっても異なります。ひとつひとつの薬に対して、その副作用の説明は必ず聞くことがいいようです。

覚えきれない場合には、メモをとっておくなどの工夫も必要かもしれません。あとで不安に感じたときに読み返せるので、患者さんにとっても付き添う家族にとっても便利に活用できると考えられます。

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子宮がんの手術前に必要な手配

子宮がんの治療に入る前に、しなければならないことがあります。それは、仕事などの欠勤の手配です。

会社に勤めている場合だけでなく、家庭の主婦であっても手配は必要だと考えられます。家族の食事はどうするのか、ペットの世話は誰がするのか、などの話し合いをすることが重要なようです。

そのためには、子宮がんの治療のために、どれくらいの期間がかかるのかなどがわかっていると話がしやすいと考えられます。

お医者さんに聞いてみると、だいたいの日数を教えてくれるようです。入院による欠勤などは、少々の日数の変更があっても問題ないと考えられます。だいたい何週間、といったことでじゅうぶんでしょう。

介護が必要な家族がいる場合には、その期間にはヘルパーさんや家政婦さんにお願いしてみるのもいいようです。自分で食事を作った事のないご主人に、お米の炊き方を教えることも必要かもしれません。しばらく入院する事になったと、近所の親しい友人に一言伝えておく事も、なにかあったときには心強い場合があります。

子宮がんの手術までにしっかり準備をすることが必要だと考えられます。そうすることで、安心して子宮がんの治療に集中できるでしょう。

子宮がんの手術 主な方法

子宮がんの治療の最大の目的は、病巣を完全に取り除くことにあります。そのためには外科療法、つまり手術による切除が主な方法といわれています。子宮がんの手術には、妊娠の希望の有無によって方法が選択されます。その点が、他のがんとの違いといえるでしょう。

子宮がんの治療では、年齢によっても切除範囲が考慮されます。閉経しているかどうかがポイントとされるようです。

卵巣を残すかどうかという判断をする際に、閉経しているかどうかが問われるといいます。

若い世代に多い頸部の子宮がんの手術には、外科手術だけではなく放射線を選択することも多いようです。これは妊娠を希望する場合に子宮を残すためにとられます。部位として放射線治療が行いやすいことも考えられます。

子宮がんの治療方針は、手術による切除、放射線治療、化学療法、ホルモン療法があげられます。これらの中から適切なものを選んで、または組み合わせていくことで、患者さんひとりひとりの希望に応えようと考えられています。

お医者さんの提示する方法に疑問があるときには、納得がいくまで説明をうけることが大切といわれています。インフォームドコンセントの流れがみられる現在では、患者さんの積極性が求められています。

円錐切除法とは?

頸部にできる子宮がんの手術に、「円錐切除方」があります。これは、がんの病巣付近の細胞を、円錐型に切り取るものです。

この手術では、レーザーや高周波メスを使うことが多いようです。そうすることで、切除範囲を最小限にとどめることができるといわれています。比較的若い世代に多い子宮頸がんだけに、子宮を残せる手術は有効だと考えられているようです。

取り除いた組織は、さらに詳しく検査されます。そこで子宮がんの進行がどのあたりなのかがわかるといいます。この段階で転移がみられなかった場合には、子宮がんの治療を終える場合もあります。早期発見の子宮頸がんにはこのように短期間でできる治療もあるようです

今後出産を望まないという場合には、また別の方法がとられることが考えられます。再発や転移の可能性をなくすために、より広範囲な切除がされることがあります。子宮の摘出も考えられます。

進行している子宮がんの手術では、摘出となることが多いようです。その際に卵巣やリンパ節を残すかどうかの判断が必要となります。

年齢によっては卵巣は切除せずに、その後のホルモンの分泌機能を保たせることも考えられます。リンパ節は、切除したあとにリンパ浮腫などの問題があるため、慎重に判断が下されるようです。

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組み合わせることで有効な治療法

外科手術や、放射線治療、または化学療法など様々な選択肢があるのが子宮がんの治療です。しかし、これらひとつを選択したら治療が終わるという訳ではないようです。

がんの治療の最大の目的は、病巣を完全に取り除くことにあります。外科手術によって取り除くことが、効果的といわれています。

しかし、がんの特性には転移というものがあります。転移への対応が、がんの治療の難しいところだと考えられています。

外科手術には、患者さんの体力が必要とされています。子宮にある病巣を取り除いたあとに、そのほかの部位に転移がみられた場合、すべてのがんを手術で切除することは難しいと考えられています。そのために、放射線や化学療法などが取り入れられ、組み合わせることで効果を上げるということが多いようです。

ひとりひとりの状況に合わせてその組み合わせを変えながら、子宮がんの治療は進められていくのです。

子宮がんの転移は、卵巣やリンパ節に多くみられるといわれています。骨盤の中に転移がおさまっている場合には子宮がんの手術で一緒に摘出されることが多いようです。しかし、それよりも上の部位への転移がみられた場合には切除が難しいと考えられているようです。そうなったときに、他の方法が組み合わせられることが考えられます。

手術の時に用意する必需品

子宮がんの手術が必要となった患者さんのなかに、いままで一度も入院や手術を経験したことがない、という人もいるのではないでしょうか。

初めての入院生活とあっては、なかなかイメージがしづらいかもしれません。何を用意したらいいのか、などわからないこともあるでしょう。

一般的に入院のために必要な準備といえば、まず身の回りのものの支度です。下着、入浴・洗面道具、寝間着、ガウン、タオル、スリッパ、食器、ティッシュ、などなどが考えられます。

これらのものは、病院の売店でも購入ができます。また、院内では携帯電話が使用出来ないので、テレホンカードや小銭の用意もあると便利だといわれています。

入院してから手術の日取りまで、しばらく検査や準備があります。いままでにかかったことのある疾患なども、お医者さんが把握しておく必要があります。

それによって子宮がんの治療方針がかわることもあるのです。手術の前には「手術同意書」というものにサインを求められます。これはしっかりとお医者さんの説明を聞いて、納得した上でサインするものと考えられています。

いよいよ子宮がんの手術直前になると、最終的な説明や麻酔の説明があります。不安が強い場合には、カウンセリングを行う病院もあるようです。緊張で眠れない場合には睡眠薬などが処方されることもあるので、安心して準備にかかれます。

子宮がんの手術 前日の流れ

子宮がんの手術の前に、一般的な手術までの流れを知っておくと安心かもしれません。

手術の前日にはお風呂に入り身体を清潔にするようです。これは子宮がんの手術のときに不潔なままだと、感染が心配されるということが考えられます。

しかし、それよりも子宮がんの手術から数日のあいだは、お風呂に入れないということが考えられるのです。マニュキアをしている場合にはこのときに落とすことが一般的なようです。

入院してから手術前日までは病院食を食べることになります。普段の食事とは味付けなどが違い、戸惑うこともあるようです。

子宮の手術なのだから、食べるものは関係ないのではと思ってしまうかもしれません。しかしこれは、体調管理として出される食事だといわれています。手術の準備のひとつと言えるかもしれません。

また女性として気になることに剃毛があります。子宮がんの手術方法によっては、アンダーヘアーを剃らなくてはならない場合があります。

これは毛についた細菌などから患部を守るために必要と考えられています。しかし、この剃毛は剃った後にチクチクとかゆくなるなどの問題もあるようです。最近ではお医者さんによって、部分カットだけで済む方法を採用している場合もあるようです。

家族の立ち会い

子宮がんの手術が済むと、しばらくは麻酔がきいたままの状態で眠らされています。麻酔が覚めて意識が戻ったときに、健康状態をチェックします。問題がなければ、家族との面会ができるようになるといわれています。

患者さんが子宮がんの手術をうけている間は、家族は待合室などで待機するのが通常です。子宮がんの手術にかかる時間はその方法によって違うといわれています。

家族の待機には、万が一本人が麻酔で眠っている間に確認しなければならないことがあった場合のためという意味合いが考えられます。

また、本人を安心させるために待機しているという側面もあり、むしろそちらのほうが重要かもしれません。手術が長時間に及ぶ場合は、交代で待っていてもいいようです。連絡のつく範囲であれば、その場を離れても大丈夫といわれています。

手術が無事に成功したあとでも、子宮がんの治療には時間がかかることが考えられます。これから本格的な子宮がんの治療にとりかかることになります。

患者さん本人だけでなく、付き添いの家族もまたしっかりと体調管理をしながら通院生活をすることが必要となるでしょう。無理のないようなかたちをとることが重要と考えられます。

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