前立腺がんの手術

前立腺がんの手術は、根治を目的とした前立腺全摘出手術があります。手術にもリスクがあるがホルモン療法は一定期間ののち効果が落ちてくる可能性もありますし、放射線治療も根治に対しては100%とは言いきれないので病期によっては全摘出を選択する患者さんは多いものです。

手術は麻酔、開腹して前立腺と精嚢を切除摘出し、膀胱と尿道ををつなぎ合わせます。時間は通常3~4時間程度です。 適用されるのは全身状態が良好で、余命が10年以上見込める患者さんです。

病期が進んでいる場合、ホルモン療法でがんを縮小させてから手術したり、術後に放射線治療を行ったりと言うケースもあります。

前立腺がん手術費用は総額だと100万~150万程度で実際の負担は30万前後と考えてよいでしょう。

外科手術ではその程度ですが放射線治療となると200万以上はかかるので注意が必要です。

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手術のリスク

手術のリスクとして尿失禁が多く、性機能にも障害(性欲、勃起、性交、極致感のいずれかひとつ以上欠けるか、もしくは不十分なもの)があります。

もちろんすべてのケースではないですが、結局主治医との話し合いの段階でどれくらいの根治頻度を望むか?再発等のリスクを承知で機能温存を優先するか?それによってリスクも変わってくるといえます。

手術自体に不安を抱くのは当然ですが、実際に手術を受けた人は術後の闘病のほうがつらいと言う方が多く、実際手術中は麻酔が効いているので意識がない場合がほとんどだが、麻酔からさめた直後からの痛みと不便さの方がつらいといえます。

患者さんの意識としては、浣腸、麻酔、覚めてから各種チューブやドレーンがいっぱいついてるといった感じです。