腎臓がんの生存率

腎臓がんの生存率はその進行の度合いにより大きく変わってきます。

まず腎臓がんの病期をI~IV期に分類します。 進行の度合いにより、治療も変わってきて当然ながら生存率も変わってきます。

I期は副腎を含める腎臓の全摘出手術から近隣の筋膜やリンパ節の切除術を行ないます。

II~III期では腎臓の全摘出手術の他、広範囲におよぶ近隣の組織を切除した後、放射線を照射などの治療がされます。

但し、放射線照射による副作用として腎臓の繊維化がおこる可能性があり、あまり行なわれません。

IV期は痛みを止めるため、抗ガン剤による化学療法や放射線療法が行なわれます。

基本的に腎臓がんは摘出手術による治癒率は高く、放射線や抗ガン剤による治療効果は得にくいと言われています。

腎臓がんの予後についても、「国立がんセンター」のHPなどでは腎臓がんは非常に早期のものであるならば、治癒は約90%以上とされており、非常に予後は良いようです。

しかしながら、がんの大きさが大きいものや転移のあるもの、熱や体重減少などその他の症状があるがんについての予後は、それよりも低いといわれて生存率もさまざまです。

腎臓がん治療では、他の癌と同様、早期発見が大変重要となるため定期的な診断を受けることが大切だと言えます。

尚、生存率や死亡率などの統計データは、あくまでも統計上の数字です。その病院や計測方法によって、数値は大きく異なってくるため、数値は参考程度にとどめておくようにしましょう。

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腎臓がん生存率統計データ

腎臓がんの5年生存率は以下のようになっており、進行と同時に生存率は低くなっていきます。

I期→直径2.5cm以下で腎臓に限局している : 5年生存率 約70~80%

II期→2.5cm以上だが、腎臓の外側の被膜を越えてない : 5年生存率 約60~70%

IIII期→腎臓の静脈に浸潤しているが被膜は越えてない : 5年生存率 約30~50%

IV期→遠隔転移をしている : 5年生存率 約5~20%