すい臓がんの治療方法(概要)

すい臓 がんの治療には、おおまかに言うと手術療法、化学療法(抗がん剤)、放射線療法などがあります。

また、すい臓がんの治療法は個人的進行度によって手術、化学療法、放射線療法、またはこの組み合わせで行われます。進行度はすい臓がんのステージ(ステージⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳa、Ⅳbに分類されています。

癌が膵臓内にとどまるⅠa、リンパ節転移が膵臓の近くにとどまっているステージⅡ、周辺組織も念のため切除し、癌を取り残さないような慎重な手術をするステージⅢ。周囲臓器や脈管へ軽度広がっているという状態であるステージⅣa、膵臓から遠く離れたところまで転移しているステージⅣb)で表現されます。

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治療法の選択は患者自身が決める

外科手術による腫瘍の切除が治療の基本ですが、がんの進行具合によっては切除による回復が期待できない場合もあります。

また、すい臓がんの手術は大手術であり、術死(術後1ヶ月以内に死亡すること)や術後在院死亡(術後一度も退院することなく死亡すること)も多くなるため、すい臓がんの手術に対しては十分な検討が必要です。

手術を受けるか受けないかの判断は患者自身と担当医との話し合いによります。 最終的には患者自身が決めることになるでしょう。

手術後は化学療法や放射線照射が治療の中心となります。多くの場合、複数の治療法を並行して行います。

すい臓がんの化学療法の中心となっているのがジェムザールという点滴薬です。病状により入院しながらか通院で良いかが分かれ、副作用や効果も人によってかなり違います。

放射線照射は、切除手術中にも行われることがあります。副作用は手法や体質などにもよりますが、倦怠感や食欲不振をあげられます。すい臓の周りにある臓器が放射線に弱いので、すい臓がんに対する放射線治療の経験が十分にある施設で実施するのがベストでしょう。

何度も言うように、患者と担当医で治療法を様子を見ながら、行なっていくのが現実です。時には根治できないと判断した場合、なるべく苦しみのないような方向性で生活の質を考慮しながら延命もなされるでしょう。また、手術できなくても、徹底して、化学療法や放射線療法で副作用を考えながらの場合もあるでしょう。いずれにしても本人、家族、担当医と話し合ったうえで、自分にとって最良の選択を見つけることになります。