すい臓がんの転移について

すい臓がんの特徴として転移のしやすさがありますが、転移にはリンパ節転移、血行性転移、腹膜(ふくまく)転移などがあります。

リンパ節転移は、がん細胞が発生した部位からリンパの流れにのってリンパ節にたどりつき、そこで増殖することをいいます。次々とリンパ節に移動し、増殖することを繰り返していくと考えられています。そのため、がんの病巣を切除する際には広範にできるかぎりのリンパ節を切除することが、再発を防ぐために非常に重要です。

血液の流れにのって、他の臓器へたどり着き、そこで増殖することを血行性転移といいます。転移する臓器は血液の流れに関係しています。

腹膜転移は、がん細胞が腹腔内にちらばることです。多量の蛋白を含んだ腹水がたまり、がん細胞が浮遊した状態になります。

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肝臓転移がなぜ多いのか?

すい臓がんは進行が早く、転移も高頻度に起こります。すい臓がんの転移には、リンパ節転移、肝転移、腹膜播種、肺転移、骨転移等があります。中でも高頻度なのが肝転移です。 すい臓がんを切除できた場合でも、術後に半数以上の確率で肝転移が出現します。

膵臓から流れでた血液は最初に肝臓にいきます。膵がん細胞は肝臓内の血管に引っかかりやすいため、肝臓転移する可能性がたかいのです。