大腸がんの手術後の膨満感

大腸がんの手術をすると当然がん細胞はもちろんのこと、周辺の組織もある程度一緒に摘出されます。その後当然残った腸を縫いあわせるわけですが術後この影響がまったくないわけではありません。

しばしば起こるのが腸の膨満感です。また完全に癒着などを起こすと腹部の膨満感だけでなく強い吐き気なども起こる場合があります。

これは手術後の腸を縫い合わせたところを食物がうまく通らなかったり完全に止まってしまったりして嘔吐や便秘になってしまったりするのです。

しかし多くの場合時間の経過とともに自己回復によって症状が改善することがほとんどです。個人差もありますが術後数週間程度経過すると安定してくるようです。

いずれにしても大腸がんの手術後は腸が通常の状態に戻るのに時間がかかりかならず様子を見ながらの経過観察となります。とくに水分吸収などによる下痢等は必ずといって良いほど起こる症状なので根気よく回復を待つ必要あるようです。

また合併症として手術の箇所によっては女性の場合腸から膣に穴があいてしまい術後便が膣から漏れ出してします事も希にあるので経過は長期にわたって注意することも大事といえます。

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