大腸がんの生存率

大腸がんの生存率は5年生存率と8年生存率に分けることが多いです。それはそれくらい予後を見なければ完治といえないからです。また見分け方として発見当時の大腸がんの進行度によって分けることができます。大腸がんの生存率で顕著なのは他のガンにくらべて初期の場合(stage 0、デュークスA 分類)100%に近い生存率であるということです。それくらい大腸がんは早期発見で完治しやすいガンといえるでしょう。

しかし大腸がんも末期になればなるほど生存率は下がります。デュークスDで5年生存率25%、stage 4で10%~16%です。詳しくは下を参照。(デュークスAは0期・Ⅰ期に、デュークスBはⅡ期に、デュークスCはⅢ期に、デュークスDはⅣ期に相当するものと考えます)

5年生存率

デュークスA がんが大腸壁内に留まるもの   95%
デュークスB がんが大腸壁を貫くがリンパ節転移のないもの   80%
デュークスC リンパ節転移のあるもの   70%
デュークスD 腹膜、肝、肺などへの遠隔転移のあるもの   25%

結腸がんの生存率

stage 0 (ステージ0で癌が粘膜の中だけにとどまっている極めて早期の癌です)

5年生存率、8年生存率ともに100%

stage 1 (ステージ1で比較的早期の癌や中期の癌です)

5年生存率は100%、8年生存率は96.4%

stage 2 (ステージ2で、進行癌ですが、リンパ節転移が無いものです)

5年生存率は94%、8年生存率は87%

stage 3 (ステージ3のかなり進行した癌で、リンパ節転移が有るものです)

5年生存率は76.3%、8年生存率は61.4%

stage 4 (ステージ4で、肝臓、肺、腹膜、遠隔のリンパ節にまで転移があるものです)

5年生存率、8年生存率ともに15.1%

直腸がんの生存率

stage 0 5年生存率は100%    8年生存率も100%
stage 1 5年生存率は98.2%  8年生存率は95.7%
stage 2 5年生存率は83.8%  8年生存率は71.3%
stage 3 5年生存率は67.9%  8年生存率は59.4%
stage 4 5年生存率は16.2%  8年生存率は10.8%

病院や医師によって変わる生存率

ひとつのデータを例としてあげましたが、実は病院や医師によってこの数字はかなり変わってきます。困難な進行性の大腸がんであってもかなり良い結果を出している病院もあるので名医をさがすのも生存率にかかわってくると思います。

数々のガン患者を完治させてきた食事法